【高機能・アスペルガー部】
みんなでほっこりタイム(保護者交流会)・ランチ会のご報告
3月11日(月)の10:30-12:00、協会事務所にて保護者交流会「みんなでほっこりタイム」を開催しました。
引き続き14:30まで、同じ場所でみんなでお弁当を広げて「ランチ会」を行いました。
交流会・ランチ会ともお話がはずみ、予定時刻を超え、実質の終了時間は15時過ぎとなりました。
お試し参加4名
交流会の参加者は17家族18名(うち正会員14名・お試し参加4名)と予想外の大人数になりました。
ご夫婦での参加が1組、おばあ様がお1人、あとは母親の立場での参加です。
お試しの方も含めて交流会初参加が6名、子どもの年齢は8歳から42歳、内訳は兄弟児含め、小学生2人、中学生4人、高校生1人、大学生3人、社会人経験者9人でした。
今回このようにたくさんの方が集まったのは、前回の交流会が11月で、自閉スペクトラム症セミナーをはさみ、4ヶ月近く間があいたこと、また3月という時節柄、春からの環境の変化に悩む方が多かったことなどが要因と考えています。
「みんなでほっこりタイム」の様子
不登校一歩手前、大学を休学中、ゲーム依存…
学齢期のお子さんなら進学・進路はどうしよう、社会人なら春の人事異動が心配など、この時期ならではの不安や悩みが尽きません。
小中学校の子どもさんは育成級か普通級の選択を、また不登校一歩手前を心配する声が多かったです。
その原因は、集団授業についていけない・生活習慣の乱れが顕著・知能が高すぎて浮いてしまう、など千差万別です。
また大学生のお子さんが3人おられましたが、お2人は休学中、お1人は再受験を繰り返し現在3校めの大学と、なかなか厳しい状況が伺えました。
自己評価の極端な低さ、ゲーム依存などそれぞれに切実なご事情をお話しされました。
診断や告知のタイミング
診断や告知のタイミングの難しさも私たちが常にぶつかる課題です。
周囲が受診をいくら勧めても本人や父親が頑として受け付けない、
逆に本人が一人で先に告知を受けてしまい修羅場になってしまった、
診断後は、うまくいかないのは障害や周囲のせい、と
いっそう本人が他責的になったなど、
親がそのフォローに四苦八苦しているお話が続きました。
気持ちを吐き出す場
今回は他府県、それもかなり遠方から来られた方もおられ、
皆さんが口をそろえておっしゃるのが、
いろいろ探したけれど、こうして保護者同士が直に集まって話せる場が
京都しかなかったと。
そんな状況をお聞きすると、すぐの回答は得られなくとも、
ともかく気持ちを吐き出す場が絶対に必要なのだと改めて思います。
「下鴨茶寮のお弁当でランチ会」の様子
交流会終了後、12名の方が残り、そのままランチ会に移行しました。
交流会が予想以上の大人数で時間内では話し足りないことが多々あったため、ちょうどよい補いの時間になりました。
こちらでは少しくだけた話題、最近のネット事情や非協力的な父親をどう巻き込むか、といったお話で盛り上がりました。
高機能・アスペルガー部の2023年度の活動はこれですべて無事に終了です。
皆さま、ありがとうございました。
次回以降、2024年度の年間活動スケジュールはまもなく決まります。
お知らせまであと少しお待ちください。