親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

【高機能・アスペルガー部】
7/9ゲスト付き交流会「企業は何を意識しているのかを知ろう」のご報告

高機能アスペルガー部では、7月9日(土)10:00~12:30、ZOOMにてゲスト付交流会を行いましたのでご報告させて頂きます。

15歳~35歳のお子さんをお持ちの保護者と支援者を含む15名の参加でした。

今回は谷垣信也氏[元オムロン京都太陽株式会社社長、
NPO法人全国精神保健職親会(vfoster)理事、
京都障害者雇用企業サポートセンター実践アドバイザー(非常勤)]をお迎えし、
『企業は何を意識しているのかを知ろう』というテーマでお話を伺いました。

オムロン京都太陽株式会社社長として障害者雇用に携わり、
現在は実践アドバイザーとして企業を支援。

また、発達障害の方の就労支援を通じ、
昨年度ゲスト付交流会で宇田亮一氏にお話して頂いた
SPIS(企業と当事者を対話でつなぐ)研究所と出会い、
一緒に活動もされているそうです。


企業とはこういうもの、をよくわかった上で、
企業とはこうあってほしい、と働きたい当事者との向き合い方や、かかわりの中で、
意識すべきポイントをわかりやすくお話下さいました。

 「障害のある人が暮らしやすい社会は、誰もが暮らしやすい社会である。」

個別性が高い彼らではありますが、
特別なこととかまえすぎず、
普段プラスちょっと丁寧なマネジメントをすることで、
結果企業全体が良くなる。

誰もが働きやすい職場
誰もが暮らしやすい社会
互いを知り、気づき合う

お話を伺ううち、
昨年度の交流会で宇田氏が
「信頼関係をつくるお手伝い」とおっしゃっていたことを思い出しました。

まだまだ意識している企業は少ないが、伝えていきたい。
そうおっしゃっていた谷垣氏は、ご自身の活動を通じて、
企業と福祉をネットワークでつなげることを意識されているそうです。

昨年度から様々なゲストをお迎えしての交流会を行ってきましたが、
ご本人にとって必要な支援につなぐというお話は幾度となくお聞きしてきました。

ご本人も、ご家族も、支援に関わる方々も。
抱え込まず、ほど良い距離感でパッチワークのようにつながりながら共にいる。
忘れないでいたい視点だと思います。

お話の後の交流では、参加者からの感想など出し合い、
質問にも丁寧に答えてくださいました。

もっと時間がほしいと感じるひとときでした。

参加して下さったみなさま、ありがとうございました。

尚、今回の谷垣氏のお話は、後日ホームページにて配信を予定しております。
準備が整いますまでお待ち下さい。