【高機能・アスペルガー部】
みんなでほっこりタイム(保護者交流会)のご報告
6月10日(月)10:00〜12:00、京都社会福祉会館会議室にて交流会を行いました。
参加者は正会員16名、お試し参加3名。3歳から43歳までの方の保護者でした。
今年度から開催場所が変わります
設備の整った気持ちのよい新しい会館の会議室に、19名もの方が集まってくださいました。
さまざまな支援が構築されつつある近年でも、支援とつながることの難しさ、制度を使いこなすことの難しさが話題になりました。
孤軍奮闘されている親御さんの思いが痛いほど伝わってきました。
あってはならないことですが、地域差や運不運もあるのでしょうか。
それぞれの経験を出し合って、頷いたり首を傾げたり。
勉強することがまだまだたくさんあり、これからの学習会に繋げられたらと思いました。
どうしてほかの人のようにうまくいかないのか
また、複数の親御さんから、
親には理解できない些細なことで極端に状態が悪くなる、
本人にしか分からない不調で生活が壊れ、その影響で時には親のメンタルまでやられてしまう、
というお話がありました。
本人たちは自分でも自分がよく分からず自らを持て余しているのかもしれません。
さらに、なぜ自分が発達障害なのか、どうしてほかの人のようにうまくいかないのか…という問いは成長するにつれ大きくなります。
自己認知、自己肯定の問題は時間がかかります。
親にできることは
親ができるのは、子がそれぞれのタイミングで自分に折り合いをつけ、動き出すのを5年10年スパンで待つこと。
トライ&エラーを繰り返しながら本人がハタと気づくその時まで伴走すること。
しかし、これがまた長く、苦しく、辛い!
そうした日々の中で、「はて、自分の人生は?」の思いが浮かんでくる。
急性期は無理としても、少し落ち着けば、自分を保つために、少しずつ自分の人生も大事に生きたい。
図らずも複数の親御さんから同じような言葉をお聞きしました。
親自身が元気になれることが一番大事!
今回は未就学の方から中年世代に差し掛かる幅広い年代の親御さんたちで、環境や境遇もさまざまでしたが、
みなさん、わが家のことと重ね合わせてさまざまに気づきが多い交流会だったのではないかと思います。
こうして交流会で出会い、知恵や経験を出し合って共有し、つながっていくことで、親自身が元気になれる、そのことが一番大事!と改めて思いました。
大きな窓から見える緑陰に癒されつつ、中身の濃いみなさんの近況に集中して耳を傾けた2時間でした。
<次回の予定>
「みんなでほっこりタイム 特別版
〜専門部の精神科医・田中一史先生をお招きして〜」
■日 時|7/13(土) 13:00〜15:00
■場 所|京都社会福祉会館2F 会議室3
■対 象|正会員の保護者 (高機能部以外の方も参加できます)
■申 込|下記まで参加者名、お子さんの年齢をご連絡ください。
■締 切|7/11(木)
*今回は、お試し参加はありません
【 お申し込み・お問い合わせ】
(一社)京都府自閉症協会
E-Mail askyoto@shirt.ocn.ne.jp
TEL 075-813-5156