親と専門家が協働して活動している会です。

高機能・アスペルガー部

【第三分科会】特別支援教育と ICT 機器を用いた支援の現状と今後 ~今の学校現場は『多様な学び』にどう向き合っているのか~

高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナーとは、高機能自閉スペクトラム症やアスペルガー症候群について、基本的な考え方からさまざまな場面での具体的な支援までを学べるセミナーです。

第三分科会では、特別支援教育と ICT 機器を用いた支援の現状と今後
~今の学校現場は『多様な学び』にどう向き合っているのか~についてお話をしていただきました。

【講師】清水 里美 氏(平安女学院大学短期大学部)・村田 淳 氏(京都大学学生総合支援センター)

児童生徒1人1台端末を掲げる GIGA スクール構想と、コロナ禍によるオンライン学習の環境整備が急務となることで、学校現場に急速に ICT 機器が普及するようになりました。

この分科会では、清水氏から京都府内の小・中・高等学校の教職員69人から得たアンケートの調査結果をもとに、義務教育における特別支援教育と ICT 機器利用における現状と課題についての紹介があり、村田氏から「障害のある生徒・学生の ICT 活用を考える」をテーマにして、知っておきたい GIGA スクール構想のねらい、適切な ICT 機器利用や合理的配慮について解説されました。

テーマごとに多様な学びを保障し、発達を支援するために、どのように保護者と学校現場が共通認識を持ち連携していけばよいか、何が必要なのかを保護者も交えてディスカッションされました。

参加者アンケートから

合理的配慮と特別支援教育に関して明確な視点を聞き納得できました。

清水先生の調査結果からのお話や、村田先生からの ICT 活用の動向と合理的配慮についてのお話、また保護者の方を交えてのディスカッションをお聞きし、大変勉強になりました。

テーマごとに保護者の方を交えたディスカッションが入ったことで、興味深く見ることができました。社会人の我が子にとっても、合理的配慮が本人のわがままではないモノとして受け入れてもらいたい現状があったりしますが、学校の時代から変わっていくことが、社会も変えてくれそうな期待も持てました。