親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

【高機能・アスペルガー部】
Zoom保護者交流会のご報告

5月25日(水)10:00~12:00 zoomにて交流会を行いました。

参加者は8名。小4から38歳の方の親御さんが集まりました。

日常の困りごと、現在ぶち当たっているカベなどについてお1人ずつ語っていただき、自由に意見や経験などを話し合いました。

ゲーム依存の心配

対戦ゲームに熱中して大声を出し壁をドンドンさせてしまう。

ネット麻雀にハマって、好きでやっているというより勝つまでやめられなくなってしまっているのかも・・・

ネットゲームにハマる悩みは、年齢を問わずあるようです。
家族にも影響が出ます。

制限したり、ルールを作ったりとあの手この手ですが、なかなか難しい。
ご本人にとって大事なツールでもあるはず。

そんな中、ゲーム依存との向き合い方について、よい動画がいくつもあるという情報を参加者から教えていただきました。

療育の悩み

若いお母さんからは、療育の悩みが語られました。

子どもによりよい成育をと思うとき、どんな療育がいいのか、行き渋った時はどうしたらいいのかなど、悩みが増します。

その時代を通り過ぎてきた方たちからは、本人の感覚を大切にして、ダメそうなら即撤退する方がいいのでは、というアドバイスがありました。

イヤや!を受け止めてくれる母との信頼関係が、長い目で見たとき、むしろ子どもの将来を拓くことにつながるのでは

とのお話に深くうなずかされました。

親の気分転換も必要

一方、療育や放課後デイに行ってくれている時間は、親の気分転換や煮詰まり解消のためにとても大事というお話もあり、こちらにもうんうんと深くうなずきました。

近頃は発達障害に特化していない一般向けのプログラム(ゲームソフトのプログラミングなど)もいろいろあるようです。

療育などのなかった時代の私は、ただただ驚きをもって聞かせていただきました。

就職活動時期に差し掛かった大学生をお持ちのお母さんたちも、ハラハラドキドキされているようでした。

情報が飛び交う中で混乱したり取り残されたり、大学のキャリアセンターにつながるとっかかりが見つからないなど。

既に経験されたあるお母さんは、「ゆっくりでいいからまず卒業しよう」と言ってその時期を過ごされたそうです。

卒業した後に就労移行支援などを利用して、本人のペース(年単位)で進路を決められたそうです。焦らなくていいのですね。

本人のペースで!

一般就労を目指すのか障害をオープンで行くのかでも難しい問題がありますが、親が無理だと思っても本人が納得感を得られるまで我慢して見守るというお話もありました。

あくまで本人のペースで!

親からしたらとんでもないと思えることを、本人は本気で一番大事だと考えていたりするものですが、メリットとデメリットを説明して、最終的には本人の感性を優先させることが、信頼関係を築くうえで大事なスタンスだと、今回も交流会を通して強く思いました。

解決しなくても、悩みや困りごとを聞いてもらって共有するだけで、気持ちが整理されて元気が湧いてくるものです。

また、ああだこうだ話をしているうちに、ヒントをもらえることがあります。

次回もみなさまのご参加を心よりお待ちしております。