11月の「子育てほっとタイム」の様子
11月1日(火)協会事務所にて、子育てほっとタイムを開催いたしました。
参加者は、未就学のお子さんから20代、30代の成人のお子さんの保護者6名と
専門部の野畑先生の計7名でした。
職場で特性理解が得られない
今回は、一般企業の障害者枠で就労されたお子さんが職場で特性理解や合理的配慮を得られず
一旦は休職しながらも、ジョブコーチなどと支援者と共にご本人にとって働きやすい環境作りに取り組まれていると言うお話がありました。
保護者がお子さんの支援資料を職場のスタッフ全員に配っても、
スタッフには支援の内容と必要性について上手く伝わらず、理解されなかったというお話に
実社会に横たわる壁(障害)の高さを感じました。
そんな日々の中でも、
幼いころから続けてこられた楽器の演奏と言う特技で好きな余暇活動がご本人の心の支えとなり、
いずれはその特技を活かした仕事に就くことを目標とされている話に
「本人の大好きなこと」の大切さを改めて実感しました。
療育施設に通っているけれど
また、今 お子さんが利用されている療育施設に違和感を感じていると仰った保護者には、
定型発達児と特性のある子どもの発達の仕方の違いを理解し、特性のある子どもの興味・関心に寄り添える対応ができる専門性があってこその児童発達支援なので、
保護者がお子さんにとってより良いと思える選択をされるよう、野畑先生が声を掛けられていました。
他にも、それぞれのお子さんの成長エピソードの報告を聞いたり、
子どもたちが好きな事(鉄道やタブレットなど)に掛ける情熱と集中力とパワーについて談笑したりして、
和やかに時間を終えることができました。
漠然とした不安や焦りに飲み込まれそうになったら…
特性のある子どもを育てていると、
孤独感や閉塞感を感じたり、漠然とした不安や焦りに飲み込まれそうになったり、
時には心を抉られるような経験をされた方もおられるかもしれません。
もちろん、楽しいエピソードや心温まる体験もたくさんされていると思います。
どうか、皆さまの経験されたことや感じておられることをお聞かせください。
たくさんのエピソードを分かち合って下さることが、協会を活性化する力となります。
最後に、
今回のほっとタイムにご参加いただきました皆さま、
ありがとうございました。
次回の予定
次回の子育てほっとタイムは
2月7日(火)10:30〜12:30
京都府自閉症協会事務所にて開催予定です。
皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。