親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

「子育てほっとタイム」開催のご報告

「子育てほっとタイム」とは、京都府自閉症協会が主催する無料相談交流会です。

11月の「子育てほっとタイム」の様子

11月6日(月)10:30〜12:30 協会事務所にて子育てほっとタイムを開催しました。

参加者は、元支援学校教諭の野畑先生と年長から30代後半のお子さんの保護者6名の計7名でした。

本人が楽しく穏やかに過ごせる就学先を決めたい

まず、就学前のお子さんの親御さんから。

自閉症特性の強さに配慮して、本人が楽しく穏やかに過ごせるよう就学先を決めたい保護者の思いが相談先の先生に伝わらない「もどかしさ」のお話がありました。

得意な事と不得意な事に極端な差があって生きづらい自閉症児・者の特性、対人コミュニケーションや社会性に困りがあること、

療育手帳の判定基準など、

自閉症スペクトラムをはじめとする発達障害児・者がより適切な支援と合理的配慮を得る道は未だ半ばなのだと感じました。

LINEのお友達申請の対応

次に、苦手なクラスメートからLINEのお友達申請が来た際に、個人的なつながりを避けたいお子さんが保護者や担任の先生の意見を聞いた上で悩みに悩んで、結局 自分で決めてお友達申請を受け入れたという話が出ました。

こんな時、親はどう対応すれば良いのか、決まった答えがあるわけではないので悩むところです。

お金に関するお話

また、お金に関するお話も出ました。

・計画的に金銭管理をする難しさ

・何が必要で、何が無駄遣いなのかの線引きの難しさ

・お金に対する欲がない(たくさん稼ぎたいと思っていない様子)

・本人はひたすら貯金していて、使う時は保護者のお金を使う

・予算を決めると全て使い切らねばならないと思ってしまう

・あればあるだけ使い切る

などのエピソードが出てきました。

1/25(木)幼児学齢部・青年成人部・高機能・アスペルガー部合同学習会
ゆうちょセミナー「障害のある人と家族のお金を守るために大切なこと」(正会員限定)

グループホーム、ショートステイなど

最後に、保護者が見学に行ったグループホームを本人(お子さん)が見に行きたいと言い出したという話から、幼いうちからヘルパーさんなど普段接することのない人の支援を受けることに慣れておくことが大切だという話が出ました。

小さい内から、ショートステイなどのサービスをレクリエーション感覚で利用することで、施設での生活にも抵抗なくなじめたり、ヘルパーさんと好きな所へ出かけることを当然のこととして楽しめるようになるのでしょうね。

京都市の場合は、区役所の福祉課に問い合わせて、ケースワーカーにショートステイやその他の福祉サービスについての相談ができるそうです。

次回は…

次回の子育てほっとタイムは

2024年2月6日(火)10:30〜12:30 京都府自閉症協会事務所にて開催されます

たくさんのご参加お待ちしております。