親と専門家が協働して活動している会です。

事務局長あいさつ

今日までそして明日から

一般社団法人京都府自閉症協会
事務局長 宮内 賀永子

1969年の京都障害児を守る会を結成された頃は、幼稚園や保育所から入園を断られたり、小学校も就学免除や就学猶予という名の下に入学できない子どももいた時代で、周りからは親のしつけが悪いと責められたり、心因性が原因のように言われた時代だったそうです。

行政への要望や社会の理解を求める活動など、子ども達の生活環境を少しでもよくするために活動してこられた先達の努力の積み重ね のお陰で現在があると思っています。

1984年生まれの息子の小学生の頃は、障害のある子どもは学童保育では受け入れてもらえず、放課後の時間や長期休暇の間も、どこに行くにも親が365日子どもに付き添っていました。

現在では学童保育(親が就労している児童対象)も利用できるようになり、また 親の就労の有無に関係なく障害に理解のある専門スタッフが障害のある児童を預かってくれる放課後等デイサービス事業所もできています。

障害のある子どもの親は働けない時代から障害のある子どもがいても安心して働くことができる時代になりました。

また移動支援サービスができ、障害を持つ人がヘルパーさんと一緒に外に出るようになりました。とても素晴らしいことです。

しかし、まだまだ社会の理解が進んでいるとは言えないのが現状です。

自閉スペクトラム症の人たちが幸せに暮らすことができる社会の実現を目指して行政に働きかけること、障害への理解を広げること、そして同じ悩みをもつ保護者同士がつながりを作ることも京都府自閉症協会の大きな役割の一つと考えています。

さて、新しいホームペー ジが出来上がりました!

より見やすく、より分かりやすく、より情報を得やすく、ちょっと覗いてみようと思っていただけるようなホームページを作ろうと、ホームページ委員会を立ち上げ、 会議や準備を重ね、やっとお披露目できることとなりました。

今後も少しずつ改良を重ねていきますので、皆さまからのご意見やご希望をい
ただけるとありがたいです。