新型コロナウィルスワクチン接種が進められております。
お子さんたちも「基礎疾患を有する方」として接種済みの方もおられるようですが、まだこれからという方もたくさんおられることと思います。
このことに関連し埼玉県自閉症協会では、ASD児者がこれから行われることを理解し、少しでも安心して接種を受けられるよう、ワクチン接種の見通し等をどのように伝えたらよいか、絵カードなどのサンプル例をホームぺージ上に公開されています。
「保護者からASD児者に情報を伝えるための補助具」として、「どなたでも必要とされる方にお使いいただければ」「自治体の流れやお子さんに合わせて順序を変えていただくなどしていただければ」とのことです。
副反応も様々あるようですので、接種後、自身の体調を周りの人に伝えるためのツールもあります。
とても分かりやすく参考になるので、これから接種される方は是非ご覧になってみてください。
■埼玉県自閉症協会HP
http://as-saitama.com/jyouhoubox/covid-19/sikakusien/
■視覚支援資料の参考事例
ワクチン接種手順書
ワクチンについての説明(知的障害のある人向け)
ワクチンについての説明(知的障害のない人向け)
接種を終えた方の感想
注射を打つ際に腕の力を抜く必要がありますが、緊張して身体に力が入っている可能性が高いです。
その場合「腕の力を抜いて」という行為自体が普段から頻繁にやる行為ではないので、難しかったり、その指示が理解できない場合もあるようです。
どのように伝えたら腕の力を抜くことができるか、も一人ひとり違うので、事前に練習しておくのもよいかもしれません。例えば、「腕だけ」と言うと難しそうな場合は「身体の力を抜いて」と伝えるなど…。
15分の待機時間を過ごすためのお気に入りグッズなどもあるとよいと思われます。
なお、自治体によって、ASDの子どもがいることを事前に相談したところ集団接種会場を保護者に下見させてくださったところがあったようです。
お子さんに合わせた支援を考えるにあたり、大変ありがたい配慮です。
ワクチン接種に関するご意見、支援グッズをお使いになったご感想などがございましたら、是非事務局までご連絡ください。
京都府自閉症協会事務局
075-813-5156
askyoto@shirt.ocn.ne.jp