親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

【高機能・アスペルガー部】
「ひきこもり支援窓口の相談員からお伝えするいくつかの就労事例」ゲスト付き交流会のご報告

1月23日(月)10:00~12:00 zoomにてゲスト付き交流会を行いました。参加者は10名でした。

ゲストスピーカーのお話は、新着動画からご覧いただけます(正会員限定)。

ひきこもり支援について

今回のゲストはLコネクトの中村素子さん。

「ひきこもり支援窓口の相談員からお伝えするいくつかの就労事例」というテーマで、中村さんの自己紹介、Lコネクトの概要、そして事例紹介をしていただきました。

30分ほどの学びの後、いつも通りの交流会となるはずでしたが、Lコネクトの支援への質問や感想があふれだして、その後Q&A質問コーナー風な交流会となりました。

■Lコネクト|京都府つながる・学ぶ・働く支援センター
(京都府の事業のため、ご利用はすべて無料です)

ご家族と一緒に一般就労を目指す伴走型ほぐし支援

「ひきこもり」‥うちは違うわ、と思う方も多いかと思います。

ですが、お話をお聞きするうちに、Lコネクトの支援は「ひきこもり」を窓口としながら、まさに発達特性を抱えて生きづらい人たちとそのご家族と一緒に一般就労を目指す伴走型ほぐし支援だということが分かり、次第にお話に引き込まれていきました。

自尊心が低い方にも、プライドがとても高い方にも

発達障害特性のある方が社会に出て生きていくのはとても大変です。

人間関係の難しさひとつとっても、関係を避けたいタイプの方もあれば、逆に関わりたいタイプの方もいらっしゃいます。

自尊心が低い方がおられる一方で、プライドがとても高い方もいらっしゃいます。

個々に異なるデリケートな発達特性のある人たちは、就労の一歩手前に、あるいはつまづいた後の時期に、スキルトレーニングやマッチングだけでなく、心情を含めてきめ細かな寄り添いが必要な人たちです。

そういう意味では、これまであるようで無かった、私たち当事者が実は心から求めていた支援だと感じました。

 どんな方も止まり木のように利用してください

障がいがあるなし問わず、自己認知あるなし問わず、どんな方も

一例として、

支援を押し付けられ飽き飽きしている、

支援を受けなければならない人だと決めつけられることが耐えられない、

自分が望むときだけ繋がりたい

・・・という思いを持つ人は多く、でもそうした思いはかき消されがちですが、その当事者の思いを受け止めて、オンライン・カフェ支援一つとっても、三種類のメニューを用意されています。

Lcafeは全員カメラオフ(Lコネクトスタッフもカメラオフです。)

■オンラインLcafeについて
リアルタイム参加型ラジオのように、複数の参加者さんとLコネクトのスタッフがzoom内でつながり、挨拶や簡単なトークを楽しめる時間です。

新しさを支援にどんどん取り入れて敷居を低くし、オーダーメイドでその人に合った寄り添いをし、次の支援に幅広くつなげていく実例をお聞きして、当事者のニーズに最大限応えようという気持ちがとても伝わってきました。

障がいがあるなし問わず、自己認知あるなし問わず、どんな方も止まり木のようにしてLコネクトを利用してくださいとおっしゃってくださいました(ご利用はすべて無料です)。

中村さんのお人柄や経験してこられたこと、さまざまな人生経験とも相まって、とても暖かく心強いお話をお聞きすることができました。

今回のゲスト付き交流会も、親とゲスト、ゲストと支援者(賛助会員の参加者)の交流がとても良い化学反応を起こしたように思ったことでした。