
参加者の様子
9月9日(金)10:00~12:00 zoomにて交流会を行いました。
参加者は8名。正会員8名。
小4から39歳の方の親御さんが集まりました。
今回は対面&zoomのデュアル開催を目指していましたが、コロナの発生状況から急きょzoom開催となりました。
zoomに切り替えたことで、急激にコロナ感染が広がる中でも無事安心して開催することができました。
それぞれのご家庭のエピソードを、今回もとても興味深く聴かせていただきました。
スルーしたり淡々と対応したりできるようになる

真面目な性格で、これまで他人のグチを聞くことも、自分がグチを言うことも受け入れがたかったのに、就職して仕事に追われる中、他人のグチをスルーできるようになったというお話。
また、母子で父親のハチャメチャぶりに振り回されるうちに、母親よりも子の方が切り替え上手になって、淡々と対応できるようになったわが子の成長ぶりに驚かされるという、嬉しいご報告がありました。
こうしたことも、年月かけて、さまざまな経験を経て、よくたどり着かれた境地に思いました。
対戦ゲームへののめり込み
他方、ご自身の居場所を模索する辛く苦しい長い日々を重ねておられるお話もありました。
際どく、時には危険をはらむ不安定な日々を、どうにか凌いでおられる様子には頭が下がります。
子の生きづらさへの理解はそうした中でより深まるようです。
つい暴力的になってしまう対戦ゲームへののめり込みを、どう受け止め対処したらいいのかと悩んでおられる方もいらっしゃいました。
一朝一夕に答えの出ないことばかりです。
答えの出ない事態
以前、高機能部の部員役員の間で話題になった帚木蓬生さんの『ネガティブ・ケイパビリティ—答えの出ない事態に耐える力』を思い出しました。

ネガティブ・ケイパビリティとは、逃げ出さずにその場に居続ける能力、結論を棚上げする能力、宙ぶらりんを耐え抜く能力。
それが、「対象の本質に深く迫る方法」であり、「相手を本当に思いやる共感に至る手立て」だと書かれてありました。
時間を経て、必ずそこから事態はよい方向に動き出すから、吐き出しつつ凌いで一緒に頑張りたい!と強く思いました。
今後の予定
ほっこりタイム(お子さんが18歳以上の保護者対象交流会)
■日時|11月30日(水) 10:30~12:30
■場所|一般社団法人京都府自閉症協会の事務所
デュアル開催予定ですので、現地参加が難しい方は、zoomでご自宅からも参加できます。
コロナの感染状況によっては、zoom開催になることがありますので、ご了承ください。
予定変更となる場合はHPに掲載し、お申し込みいただいた方にはメールでご連絡いたします。
■参加申し込み方法
申し込みフォームに必要事項を記入の上、「送信」ボタンを押してください。
申し込みフォームからの申し込みが難しい方は、お問合せメールのタイトルを「11月30日ほっこりタイム参加希望」とし、ご連絡ください。
「高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナ—2022」開催!
11月1日~11月30日、昨年に引き続きオンライン(オンデマンド配信)にて『高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナ—2022』を開催いたします。
期間中であれば、いつでも、どこからでも視聴できます。
会場開催の時には一つしか参加できなかった分科会を全て視聴することができるという、オンライン配信ならではの良さを取り入れたセミナーです。
ぜひ、ふるってご参加ください。
詳しくは、以下のセミナー特設サイトをクリックして開いてご覧ください。
こちらから申し込みもできます。