事務局
【専門部】
融Zoom碍なオンライン講座「問題行動は問題提起行動」(前半)
「問題行動」と言うと本人に問題があり、本人の行動をなんとかしなくてはならないという受けとり方をされますが、そういう行動で伝えたいことがあるのです。
本人の目の前に問題が横たわっていて、それを取り除いてほしいという要請と受け取るべきです。
そして、不適切と思える行動をとるほうが他のコミュニケーション手段を取るより効果が大きいという状態が続いているということです。
周りの無理解や不適切な対応こそが問題であり、一番困っているのは本人です。
強度行動障害と判定される人、つまり問題提起行動が深刻な人のほとんどが、自閉スペクトラム障害があり且つ重度あるいは最重度の知的障害がある人です。約8割が自閉スペクトラム障害と言われていますが、実際にはもっと多いと思います。
コミュニケーション支援は支援の基礎です。「コミュニケーションが難しい」ことが障害特性である自閉スペクトラムの方を支援するには工夫が必要です。
表出コミュニケーション支援のPECS(ペクス/絵カード交換式コミュニケーションシステム)を使えば、本人が自発的に要求を伝えられるようになり、指示待ちが激減し、言葉の発達も促すことができます。
【講師】
フリーランス児童精神科医
門 眞一郎先生
京都府自閉症協会専門部部長
【PECSについて】
「ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン」のHPをご参照ください