親と専門家が協働して活動している会です。

災害時における障害のある人の安全確保施策についての要望
令和元年度

京都府自閉症協会から行政への要望

障害のある人の避難指示連絡体制や避難支援体制について

協会の要望

障害のある人が速やかにかつ安全に避難できるよう、避難指示連絡体制や避難支援体制を整備して下さい。

京都府の回答概要

京都府HPで防災に関する情報により日ごろから確認いただきたい。また、障害の方は避難時に障壁があり、地域のネットワーク等をつくってそれを活用しながら対策を講じていただきたい。

今後施策の中で対策も検討されており活用いただきたい。災害時に自宅からの避難場所や所要時間を確認しておくことも大切で、市町村が計画を策定中でその中で障害者の特性に応じた避難計画をたてる必要がある。

要支援者の名簿は各市町村にあり、避難訓練に参加してもらえるよう配慮している。

府の防災訓練が毎年9月に実施され、最近は障害者にも参加を呼びかけている。

また、福祉避難所を充実させ障害者も安全に避難できるように努めている。

訓練内容は障害のない者が考えており、障害者の目線でないことから、訓練に参加して課題をだしてもらい、次の訓練に取り入れることが必要と考えている。

京都市の回答概要

重度障害者など災害発生時に移送手段の確保が難しい方の避難支援対策を推進するため、単身等の重度障害者を対象とした「個別避難計画」策定のモデル事業を令和元年度から取り組んでおり、現在関係機関等と協議を進めている。

障害特性に配慮した施設・構造・設備・機材の確保について

協会の要望

障害特性に配慮した施設・構造・設備・機材を確保して下さい。

京都府の回答概要

福祉避難所には施設に直接行くことになり、また福祉避難コーナーは一般避難所の一角にコーナーを設けることになっている。

まず近くの避難所に行って、この方は福祉避難所へ行ってもらうことが必要だとなる。

市町村で計画や実施内容が異なり、確認しておいてほしい。

京都市の回答概要

重度障害者など災害発生時に移送手段の確保が難しい方の避難支援対策を推進するため、単身等の重度障害者を対象とした「個別避難計画」策定のモデル事業を令和元年度から取り組んでおり、現在関係機関等と協議を進めている。

避難所生活が不可能な障害のある人にも健康面での配慮及び生活物資や情報が届く仕組みについて

協会の概要

避難所生活が不可能な障害のある人にも健康面での配慮及び生活物資や情報が届く仕組みを確保して下さい。

京都府の回答概要

福祉避難所には施設に直接行くことになり、また福祉避難コーナーは一般避難所の一角にコーナーを設けることになっている。

まず近くの避難所に行って、この方は福祉避難所へ行ってもらうことが必要だとなる。市町村で計画や実施内容が異なり、確認しておいてほしい。

京都市の回答概要

地域の避難所は避難者のための対策活動だけでなく、地域の被災者の食料、物資等の共有、情報の収集・連絡等さまざまな災害対策活動の拠点と位置付けている。

また、避難所運営マニュアルは、令和元年10月時点で425箇所中419箇所で策定済み。

今後とも、各区役所・支所の防災担当、自主防災会等と連携し、要配慮者への対応も含めた各避難所で策定した運営マニュアルに基づく避難所運営訓練の実施、訓練の結果を受けた運営マニュアルの適宜見直し及び新規で指定された避難所の運営マニュアルの策定を行い、避難所開設・運営の基本方針である要配慮者にも優しい避難所づくりに取り組んでいきたい。