お子さんの年齢もタイプもさまざま
12月1日(日)、京都社会福祉会館の会議室1・2にて、父親ネットワーク主管の「パパたち集まれ!学習交流座談」を開催しました。
参加者は、23人(父親11人、母親12人)で、お子さんの年齢は3歳から40歳と幅広く、知的に重度の方から高機能タイプの方までさまざまでした。
また、会を知っていただくためにも、会員外の方も正会員の同伴であれば参加OKにしましたところ、4人の方にご参加いただきました。
座談会形式で意見交換
今回は企画の段階で、精神科医の田中浩一郎先生に是非とも講師をお願いしたいという父親ネットワークからの強い希望がありました。
子どものことで普段なかなか話せないことや困っていること、相談してみたいことをざっくばらんに話して、先生に答えていただいたりアドバイスをいただくような会にしたい、そして座談会形式で参加者同士の意見交換の場にもしたいという思いの詰まった会でした。
個人的なお話になりますので、この場のことはこの場限りという約束のもと、参加者は安心してお話しいただけたのではないかと思います。
事前に寄せられた質問やその後も途切れることがなく続く相談内容に、先生は専門家としてのご意見やお答えを丁寧に分かりやすく話してくださいました。
自閉症の基本に立ち返って
対人コミュニケーションの特性があること、想像力に課題があるイマジネーションの障害であることなど、自閉症の基本に立ち返ってのお話では、改めて気づかされることがたくさんありました。
本人にとって信頼できる人になること、安心して生活できる土台のところを丁寧にすることが大事であることなど、年齢や知的な遅れがあるかないかに関わらず、参加者にとって参考になることばかりだったと思います。
参加者それぞれが、私も子どもに意味が分かるように提示できているだろうか、子どもにずいぶん迷惑をかけてるだろうなと反省しながらお話をお聴きしました。
落ち着いてうまく過ごせているときの情報や状況を集めることが重要であること、トラウマケアのお話、感覚のことなど話は尽きず、まだまだお話を伺いたかったのですが、2時間半はあっという間に過ぎてしまいました。
生の声でもアンケートでも、また先生にお越しいただきたいという要望が出ています。
先生と一緒に懇親会
終了後の懇親会には先生にもお付き合いいただき、参加者は14人(父親6人、母親7人、先生)で、そこでも父親からの質問や母親からの質問に、パソコンの画面の提示したりしながら丁寧に答えてくださっていました。
先生には、本当に感謝の気持ちいっぱいです。
ありがとうございました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
準備をしてくださった父親ネットワークの皆さま、お疲れ様でした。