【高機能・アスペルガー部】
みんなでほっこりタイム(保護者交流会)のご報告
9月10日(火)10:00〜12:00、京都社会福祉会館会議室にて、交流会「みんなでほっこりタイム」を行いました。
正会員12名、お試し参加2名。14歳から43歳までの方の親御さん14名が参加してくださいました。
そのうちご夫婦での参加が二組ありました。
心と身体は繋がっている
いつもの馴染んだお顔、最近親しみが増してきたお顔、初めてお会いする方々、それぞれに様々な困難を抱えて、チャレンジングでディープな日々を送られている様子に耳を傾けました。
下は中学生から上は中年に差しかかった子どもたちですから、悩みの種類課題は様々でしたが、
ある八方ふさがりで悩みあぐねておられる方のお話に、心と身体は繋がっているので、身体を動かしてみてはいかがですか、と思いもよらない方向からのアドバイスがありました。
自然の中に身を置いて、圧倒的なエネルギーにさらされる体験ををしたり、心地よい場所、好きな物を見つける。ペットと触れ合う。
あてのないドライブを親と子が横並びで楽しむ。
そう言えばうちもこういう経験があった!ああいう経験があった!と、年代を越えてみなさんからお声が上がり、一気に全体の温度が上がったように感じました。
様々なことを経てようやく…
私たちの子どもは、障害の特質から、一度入った価値観や観念ゆえにこうでなくてはならないと自分を縛ってしまいがちです。
また、さまざまなアドバイスや支援を差し出されても、すぐにそれにピタリとはまるほど単純ではないし、簡単でもない。
環境の変化、ご自身の成長、親の心持ちが変わっていくなど、様々なことを経てようやく、動きが取れない切羽詰まった状況が動き出すようです。
時に何年もの長い時間を要することもあります(が、必ず動き出します!)。
そのじっと「凌ぐ」時間、親子は密に向き合い息ができなくなりがちですが、横並びで同じ方向を見ることで、おのずと余裕が生まれて気持ちが緩むのかもしれない、と気づかされました。
余談ですが、米津玄師さんが、徳島の田舎の自然と祖父母に感謝していると、ある番組で話していらっしゃいました。
当時級友が何を話ししているのか全く理解できなかったほど、個性的で発達の凸凹があり、生きにくかった彼が、今や比類ない才能を発揮して、前髪を上げてテレビ出演に至るまで、必要だったのは自然と祖父母だったのか!
親は話に出てこないぞ?(これは冗談です)
次回も、たくさんの方の参加をお待ちしています。
<次回の予定>
みんなでほっこりタイム(保護者交流会)
■日 時|10/26(土) 13:30〜15:30
■場 所|京都社会福祉会館2F 第1会議室
■対 象|正会員の保護者 (高機能部以外の方も参加できます)
■申 込|不要
*未入会の方でもお試し参加できます(保護者の方・1回のみ)
【 お申し込み・お問い合わせ】
(一社)京都府自閉症協会
E-Mail askyoto@shirt.ocn.ne.jp
TEL 075-813-5156