親と専門家が協働して活動している会です。

父親ネットワーク

【父親ネットワーク】
「”親なきあと”への備えについて~後見・遺言・民事信託~」学習会を開催しました

9月19日(日)、父親ネットワークの学習会「”親なきあと”への備えについて~後見・遺言・民事信託~」を開催しました。

講師を努めていただきましたのは、司法書士、民事信託士であり、自閉スペクトラム症のある6歳のご長男を含め3児の父親で、父親ネットワークの部員でもある新谷直也さんです。

「親なきあとへの備えについて」Zoomと事務所参加のハイブリッド開催で行いました

Zoom参加と事務所参加というのは、これまでの学習会や役員会で何度もやっていますが、今回は、事務所ではプロジェクターでスクリーンに投影して通常のスクール形式の講演会の形にし、

一方では、各ご家庭とをZoomで結んで、画面共有しながら講義していただくという、初めての試みで行いました。

父親ネットの役員部員、情報部の役員、講師の新谷さんで機材(パソコン数台使用)の接続、映像や音声のチェックなどをしてくださって、ドキドキのうちに講演が始まりました。

京都府自閉症協会事務局 入口

講師は新谷直也さん(司法書士・民事信託士)

「親なきあと」への備えについてやらなければいけない4つの事

法定成年後見制度」や「任意後見制度」、「遺言制度」についてのお話や、「民事信託とは?」について詳しく説明していただきました。

法制度は年々更新され、運用についても変わるので、新しい情報収集が必要であること、

遺言書は書き直しができるので「とりあえず遺言」を書いておくこと、

わが子のことを親身に相談できるような頼れる人をたくさん作っておくことが大切であることなど、

「親なきあと」を踏まえてお話しいただきました。

事前に参加者から寄せられた質問にもお答えいただき、貴重な2時間半の学習会となりました。

この相談会は競輪の補助を受けています。主催は一般社団法人日本自閉症協会です。

「親なきあと」への備えについて — 参加者の様子

参加者は、5歳から39歳のお子さんの保護者で、全員正会員でした。

Zoomでのご参加が24人、事務所からは9人の参加がありました。

ご夫婦でご参加いただいた方も何組かおられ、夫婦で話し合いをする機会になり、とても良かったと仰る方もおられました。

「民事信託」とは?最近よく聞く「信託」って何なの?

明日どうなるかなんて分からないので、親が元気なうちに、ボケないうちに(ちょっと心配な私)、

できることはできるうちに備えておかなければならない!ということを改めて思いながらお話をお聴きしました。

講師をしていただきました新谷さん、本当にありがとうございました。

「親なきあとに備えるためにできること」をテーマにした学習は今後も続けていきたいと思っています。

また機会がありましたら、是非ご参加ください。

新しい試みのハイブリッドな形での学習会、課題も見つかりましたが今後もできそうです。

スタッフの皆さまありがとうございました。

「親なきあと」の学習は今後も続けていきます

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

学習会の動画は、新着動画コーナーにて正会員限定で配信しています。