趣味があることは大事
大好きなオンラインゲームにどっぷりハマって課金もエスカレート。どうしたものかとやきもきしていたところ、もう一つの趣味で超レアものの発売情報を目にし、あっという間にそちらに関心が移りほっとしたお話。
趣味があることは大事、それも複数あってよかった!と実感されたお母さんのご様子でした。
案外ご本人も課金金額が増えていくことが気になってはいたのか?
成年以降は他者からのアドバイスは聞き入れにくいので、親がどう関わるかも難しいところです。
見守るのは「バクチ」のようなハラハラ感もついてまわります。
きっかけ
母が寝込んだことをきっかけに料理をするようになった娘さんの話。一品3~4時間かかるところから、3品を2時間が目標に。台所の汚れはすさまじい。
そばで見ているとイライラするので見ないことにした、と飄々と仰るお母さんですが、その境地に至るには、実は相当な鍛錬が必要ではないかと思います。
今年無事に就職された方。小さいころから返事がなくても無表情でも、なにくれとなく一方的にしゃべりかけ続け、関わってくださった地元の「鉄のハートのおばちゃん」の存在に感謝。今ではこちらがスマホを指南する関係になりました。
部屋の片づけが苦手でモノを捨てられない娘さん。せめてベッドの下に片付けてと思うけれど、健康に差し障ると分かっていてもビールがやめられない自分に置き換え、娘さんの心境にハッと気づかれたお母さん!
殻が破れるとき
落ち着いた状況におられるご家庭がある一方、「堂々巡り」と「忍耐」に疲れ果てる家庭もあります。
わが家も日常的にそんな状況です。うまくいかないことを親のせいにして攻撃しつつ、しがみつき甘える煮詰まった日々。先日、お世話になっている支援者さんから言葉をいただきました。
「固い殻のようになっている今の関係は強固でなかなか破れない、でもいずれ必ず破れる時が来る。あえて壊すこともありだが、自然に任せていれば必ず時は来る。」と。
殻が破れるときに、新しい自立に向けての展開がある、障害を持っていてもいなくても、人間というのはそういうすごい力を持っているんですと仰いました。
うまくいっているならそれなりに、うまくいっていなくてもそれなりに殻が破れる時が来ると聞いて、あ~少し気を抜いてもいいかなと楽になりました。
息子の現状も親の姿勢もジャッジすることがない支援者さんのそのスタンスに、息子への愛情と親への励ましを感じて、とても力づけられました。
大きな殻、ちいさな殻を割りながら、みんな進んでいくのだなと思いました。
今後の予定
学校以外の学びの場から見えてくること
■ 日程 2021年6月28日(金)
■ 時間 10:00~12:00
■ 内容 Zoomゲスト付き交流会
(ゲストスピーカーの方に30分程お話ししていただいた後、質疑応答を含め交流します。)
■ ゲスト 平岡明美 氏(賛助会員/家庭教師のトライ 不登校専任講師)
■ 申込締切 2021年6月21日
子どもの自己否定を生まない親子コミュニケーションの取り方
■ 日程 2021年7月13日(火)
■ 時間 10:00~12:00
■ 内容 Zoomゲスト付き交流会
(ゲストスピーカーの方に30分程お話ししていただいた後、質疑応答を含め交流します。)
■ ゲスト 高橋亜希子 氏(就労移行支援事業所エンカレッジ 取締役)
■ 申込締切 2021年7月6日
参加方法
交流会に参加ご希望の方は、メールのタイトルを「〇月〇日 参加希望」とし、
京都府自閉症協会事務局askyoto@shirt.ocn.ne.jpまでご連絡ください。
Zoomミーティングに参加するためのURLを事前にお送りします。
参加資格、お試し参加などについては下記をご参照ください。