親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

【専門部】
融Zoom碍なオンライン講座「問題行動は問題提起行動」(後半)

問題提起行動への支援の焦点は、行動の消滅ではなく置換です。望ましくない行動にだけ焦点を合わせるのではなく、望ましい行動に焦点を合わせ、その行動を強化します。

例えば、「他の人からゲーム機を奪い取る」という行動への支援には、「貸してください」という要求の仕方を、「課題の材料を投げ散らかす」という場合には、休憩や手助けの要求をして課題から回避する方法を、「並んで待っている間に人を叩く」という時は、待つこと、無いことの理解を教えます。

好きな食べもの、大好きな遊び、休憩などを何度も何度も要求する場合には、回数制限を教えます。同じカードをたくさん用意して、カードを使ったら減っていくことが目で見て分かるようにします。いつでも要求できるということが分かると、必要以上には要求しなくなっていきます。

(セミナーで見せていただいたたくさんの実践風景動画は、個人情報に配慮し削除しています)

【講師】
フリーランス児童精神科医
門 眞一郎先生
京都府自閉症協会専門部部長

【参考文献】
『自閉症児と絵カードでコミュニケーション・PECSとAAC・第2版』
『教育へのピラミッドアプローチ 役に立つABA入門』
*どちらも門先生の訳書です

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