親と専門家が協働して活動している会です。

高機能・アスペルガー部

高機能・アスペルガー部
zoomで「ほっこりタイム」開催のご報告~お子さんが成人している方限定の保護者交流会~

10月6日(火) 10:00~12:00 zoomでほっこりタイムを開催しました。ほっこりタイムは、ご本人が成人されている方の親たちのための交流会です。今回は21歳から37歳の方々のお母さん7名が集まりました(うち役員4名 )。

zoom初体験の方もおられましたがとてもスムーズに開催することができました。

親もつらいが
本当につらいのは本人

大学卒業後一般就労できてやれやれと思っていたところ退職勧奨を受け、このたび3年ぶりに交流会に参加しましたとおっしゃるお母さんが今後の進路(就労・経済)の不安などをお話しくださいました。

「親もつらいが、本人が一番辛いでしょう」との声掛けがあり、みんなが深くうなづきました。「本人は(前に進まなければならないことが)分かっていても身体や心が動かない」「次を急がないで」「いい流れが来るのを待とう」という言葉は、同じような経験をかつてなさったお母さんからの言葉でした。

たしかに親は心配のあまり先を急ぎがちです。本人も適応してステップを踏んでいるように見えても、実は言い出せずに無理をしている場合があったりするなと思いました。

コロナ禍で神経症的症状から一回の手洗いが30分と話してくださったお母さんは、病院の個室からの参加(軽い病気で入院中)。手洗いについて「他人に迷惑をかけるわけではないし、ま、いいかと思って」の発言に感嘆のどよめき!

長い道のりを経てようやくたどり着いた安定した職場を自ら卒業して、悲願の一人暮らしと収入アップを目指し、(この不安定なコロナ禍の時代に)全く異なる職種の資格を取る道に踏み出したわが子の選択。心配だけど、一切口出しせず、協力して見守る、失敗から学ぶことも大事とおっしゃるお母さんの決意はまぶしく、でもそういうお母さんだからこそご本人が次のステップを踏み出すエネルギーを溜めることができたんだろうなと思ったりしました。

コロナで外出が減りストレス減、進路が決まったこともあり現在かつてなく穏やかにうまく生活できている方もあれば、安定した居場所を失って現在疾風怒濤の真っただ中、ご本人が一番つらいのですが、その混乱を受け止める親も身体を張った毎日という方、せっかく好きな事を究めるチャンスに恵まれたのに指導者との相性が悪くそれを指導者にどう伝えるかに悩んでおられる方。

置かれる環境は刻々変わるので落ち着いたと思ったらドスンと落とされる、を繰り返さざるを得ません。

親も年を取っていくのでなかなかつらいところです。

親の願い(良かれという名のこだわり)より本人の気持ちやペースを一番にということは、講演会でも語られ本でも学ぶことですが、各ご家庭の具体的な生活の中でなされる「勇気ある実践」を交流会で聴かせていただくのは、とても貴重な経験です。

一朝一夕にできるようになるわけではなく、失敗を繰り返しながらだんだん親の側が学ぶことですが、長年交流会で繋がっているからこそ聞かせていただける話。

そういうお話を聞かせていただいてウチも頑張ろう!と思えてきます。

とはいえ、今回も親亡き後に備えて、どのような支援制度がいいのかと、帯に短したすきに長しの現制度に悩みは尽きませんでした。