親と専門家が協働して活動している会です。

事務局

奥村智人 ―
高機能自閉症セミナー2019
読み書きのつまずきの理解―特性に合わせた支援に向けて―

オプトメトリストとは、目に関連する機能を検査し、視力の問題や目の病気、その他の異常の存在を見つける高度な技術者のことです。

すべての人々が一生を通じて快適で能率的な視生活ができるよう、乳幼児から高齢者まであらゆる人々に対し、ビジョンケア活動をされています。

今回は、読み書きにハンディキャップを持つ人の苦労や困難、またそれを支援する方法を、目の専門家の立場からお話しいただきました。

参加者は39人でした。

第三分科会
読み書きのつまずきの理解―特性に合わせた支援に向けて―

「読む」ということから「理解する」までの過程で、脳がどのような働きをしているのかの解説がありました。

そのことからなぜ、ASD の子どもたちの理解力が乏しいように見えるのかが改めてわかったように思いました。

また、ビデオで当事者のお子さんの眼球の動きを見せていただき、とてもリアルに彼らの身体的に抱える間題が分かりました。

演習ではたくさんの映像を使用され、その一例としては、①指定された部分を口に出して制限時間内に読み上げる普通のパターン、②「一部暗号化されている文章」を暗号説明の箇所を見ながら、同じく制限時間内に読み上げるパターンの2つがスライドに映され、音読体験したのですが、②のパターンは手間がかかるうえに困難でプレッシャーがかかり、参加者からその複雑さに驚きの声が上がっていました。

これが当事者の疲労にもつながっていると感じました。

それぞれのパターンの演習の終わりに「どんな気持ちがしましたか?」続いて「どんな支援をしますか?」と映し出され、タイトルの「特性に合わせた支援」への必要性を問いかけられているようでした。

司会の岩井さんから、実際に支援ツールを使っての大学生たちとのやりとりも多いというお話があり、分科会の内容ともつながり、現在の大学の様子を垣間見ることができました。

参加者アンケート

  • 読み、書きにもプロセスがあって、どの部分で困りがあるかによって支援の仕方や使うツールも違ってくることが分かりました
  • 特性を正しく理解することと効果的な支援について考えていきたい
  • 演習での体験は映像があったので分かりやすく、当事者の気持ちに気づくことができてよかったです

奥村智人

大阪医科大学LD センター技術職員
オプトメトリスト

司会:岩井栄一郎(立命館大学)